建築トラブル心得帖 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
近年こそ【裁判沙汰】ということがあまり珍しくなくなったが、20〜30年前までは一般の日本人は一生涯裁判に無縁の人が非常に多かった。筆者は建築設計家であるが、二十数年以前マンションが一般化して以来、【欠陥マンション】とか【欠陥住宅】とかについて知人は勿論、見ず知らずの人からも相談を持ち掛けられることが多かったし、その中には裁判で争った例もいくつかあったので、いつの間にか建築家仲間では【裁判に強い】と言われるようになってきた。そして1992年には雑誌【日経アーキテクチュア】の依頼を受けて、【建築トラブル心得帖】という題で、前文も含めて16回の連載をした。この時は単に建築家や建築技術者を対象と考えていたのであるが、この2〜3年、この連載記事が縁で建築裁判の相談を受けることが多くなった。そこで上記の連載記事に雑誌掲載時の挿絵を添えて、建築関係者以外の一般の人々、つまり建築紛争の当事者になる人たちが読みやすく、参考になるようにと思って多少の編集を行った。 読者のお役に立てば幸いである。 |
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【“正義”だけでは勝ち抜けない】は日経アーキテクチュアの1992年5月11日号に掲載されたものです。 【建築トラブル心得帖1〜15】は日経アーキテクチュアに1993年の1月〜7月に連載されていたものです。 |
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